出っ歯でお悩みの方へ専門医が前歯の矯正について解説!三軒茶屋KU歯科・矯正歯科

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出っ歯でお悩みの方へ専門医が前歯の矯正について解説!三軒茶屋KU歯科・矯正歯科

1. はじめに – 「出っ歯」でお悩みですか?

「鏡を見るたびに気になる…」「人前で笑うのが恥ずかしい…」そんな出っ歯のお悩みを抱えていませんか?歯並びの問題は日本人に広く見られ、その中でも出っ歯は特に多くの方が悩まされている症状です。

出っ歯(医学的には上顎前突や上下顎前突)は、上の前歯や下の前歯、あるいはその両方が前に突出している状態を指します。これは単に見た目の問題だけではなく、噛み合わせの不調和や口腔内の健康にも大きく影響します。例えば、前歯で食べ物を適切に噛み切れなかったり、口を閉じづらくなることで口腔内が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが高まったりすることがあります。

三軒茶屋KU歯科・矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医である船越医師をはじめとする専門医が在籍し、最新の矯正技術と設備を駆使して、あなたの「出っ歯」のお悩みを解決へと導きます。

2. なぜ出っ歯になるの? – 出っ歯の原因について

出っ歯の原因は複雑で、先天的な要因と後天的な要因が複合的に関わっていることが多いです。当院では患者さん一人ひとりの原因を詳しく分析し、最適な治療計画をご提案しています。

遺伝は出っ歯の大きな要因のひとつです。顎の骨格や歯の大きさなどの特徴は親から子へと受け継がれるため、ご家族に出っ歯の方がいる場合、同様の特徴が現れやすい傾向があります。当院で診察する患者さんからも「親も同じような出っ歯だった」というお話をよく伺います。しかし、遺伝的要因があったとしても、適切な矯正治療によって美しい歯並びを手に入れることは十分に可能です。

日常生活の習慣も出っ歯の形成に大きく影響します。特に幼少期の習慣は、成長途中の顎や歯の発達に直接的な影響を与えることがあります。長期間の指しゃぶりは前歯が前方に押し出される原因となり、舌で前歯を常に押す癖(舌突出癖)も出っ歯の原因となります。口呼吸も見逃せない要因です。口呼吸が習慣化すると、口が常に開いた状態になり、舌の位置が下がって前歯への圧力バランスが崩れ、出っ歯の形成に影響することがあります。

さらに、顎の成長と歯の大きさのバランスも出っ歯の重要な要因です。日本人を含むアジア人は、顔の骨格に対して歯が相対的に大きい傾向があります。顎の発達が十分でない場合や、歯のサイズが大きすぎる場合、歯が並ぶスペースが不足し、結果として前歯が前方に押し出されることになります。

3. 出っ歯を放置するリスク – 矯正治療の必要性

出っ歯は単なる見た目の問題ではなく、放置することでさまざまな健康上の問題を引き起こす可能性があります。口元の突出感により横顔のバランスが崩れ、唇が前に出て厚く見えたり、閉じづらくなったりすることがあります。これにより笑顔に自信が持てなくなり、コミュニケーションや社会生活に影響を与えることもあります。当院に来院される多くの患者さんが「写真を撮られるのが苦手」「人前で大きく笑えない」といったお悩みを抱えています。

また、出っ歯は口腔機能にも様々な影響を及ぼします。前歯が前に突出していると、食べ物を適切に噛み切ることが難しくなります。出っ歯の状態では口が閉じにくくなることが多く、その結果として口腔内が乾燥しやすくなります。唾液には口内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防する重要な役割がありますが、口腔乾燥によって唾液の恩恵が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

発音への影響も見逃せません。特に「サ行」や「タ行」などの発音が不明瞭になることがあり、コミュニケーションに支障をきたす場合もあります。さらに、不正な噛み合わせは顎関節に過度な負担をかけることになります。これにより、顎関節症を引き起こす可能性があり、顎の痛みや開口制限、顎関節の音(カクカク音やポキポキ音)などの症状が現れることがあります。

早期に矯正治療を行うことで、これらの審美的・機能的な問題を予防・改善し、口腔内の健康維持と全身の健康増進につなげることができます。

4. 三軒茶屋KU歯科・矯正歯科で行う出っ歯の矯正治療法

出っ歯の矯正治療を成功させるためには、まず精密な診断が不可欠です。三軒茶屋KU歯科・矯正歯科では、最新の口腔内スキャナー(iTero エレメント 5D プラス)を使用し、従来のシリコン印象材では難しかった高精度な口腔内の3Dデータを取得します。初診相談では、口腔内スキャナーによる検査だけでなく、レントゲン撮影やお顔の写真撮影なども行い、総合的な診断を行います。また、現在のお口の状態や気になる点、矯正治療に対する希望をじっくりとお聞きし、患者さんのライフスタイルや価値観も考慮した治療計画を立案します。

マウスピース型矯正(インビザライン*)

近年特に人気が高まっているのが、透明なマウスピースを使用するインビザラインによる矯正治療です。透明なマウスピースは装着していてもほとんど気づかれないため、人前に出る機会が多い社会人や接客業の方、見た目を特に気にされる方に人気があります。また、インビザラインは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に取り外すことができます。これにより、食事の制限がほとんどなく、また歯磨きも通常通り行えるため、口腔衛生の維持がしやすいというメリットがあります。

*インビザラインは未承認医療機器です。国内では「マウスピース型矯正装置」として同様の医療機器が承認されていますが、当院では適切な輸入手続きを経て、安全性を確保した上でインビザラインを使用しています。

ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)

ワイヤー矯正は長い歴史と実績を持つ矯正方法で、多様な症例に対応できる治療法です。表側矯正は従来から広く行われている矯正方法で、最も確実性の高い治療法といえます。特に複雑な歯の移動や、顎の骨格的な問題を伴う症例にも対応できる万能性が特徴です。三軒茶屋KU歯科・矯正歯科では、目立ちにくいクリアブラケットやホワイトワイヤーを使用し、従来の金属製装置に比べて審美性を高めています。

一方、裏側矯正は歯の裏側(舌側)に装置を付ける矯正方法で、外からはほとんど見えないという大きな特徴があります。特に人前に出る機会が多い職業の方や、表側の装置を避けたい方に選ばれています。発音に若干影響する場合がありますが、多くの患者さんは1〜2週間で慣れ、ほとんど気にならなくなると報告しています。

歯科矯正用アンカースクリュー(インプラント矯正)

より効率的に歯を移動させるための補助的な治療法として、歯科矯正用アンカースクリュー(ミニスクリュー)を使用することがあります。特に出っ歯の治療では、前歯を後方に引っ込める必要がありますが、通常の矯正装置では奥歯も前方に引っ張られてしまう副作用が生じることがあります。アンカースクリューを使用することで、この副作用を防ぎ、前歯のみを効率的に後方に移動させることが可能になります。

抜歯を伴う矯正

出っ歯の程度が強い場合や、歯の並ぶスペースが著しく不足している場合には、抜歯を伴う矯正治療が必要となることがあります。多くの場合、小臼歯を抜歯し、そのスペースを利用して前歯を後方へ移動させることで、口元の突出感を大幅に改善することができます。特筆すべき点として、歯が移動する際には周囲の歯槽骨(歯を支える骨)や歯肉も一緒に移動するため、口元の膨隆感が大きく改善します。これは単に歯並びだけでなく、横顔のラインや口元の印象も大きく変わることを意味します。

インビザラインのようなマウスピース矯正でも抜歯を伴う治療は可能ですし、従来のワイヤー矯正でももちろん対応可能です。患者さんのライフスタイルやご希望に合わせて最適な治療法をご提案いたします。

5. 矯正治療のリスクと副作用

矯正治療は多くの患者さんに大きなメリットをもたらしますが、一定のリスクや副作用が伴う可能性があります。矯正装置の装着後や調整後には、一時的な痛みや違和感が生じることがありますが、多くの場合、数日から1週間程度で徐々に慣れていきます。

矯正装置があると、食べ物が挟まりやすくなったり、歯磨きが難しくなったりすることがあります。特にワイヤー矯正の場合は、ブラケットの周囲や歯と歯の間の清掃が不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。三軒茶屋KU歯科・矯正歯科では、矯正治療開始時に詳細な口腔衛生指導を行い、効果的な歯磨き方法や補助清掃器具の使用法について丁寧に説明しています。

また、稀に矯正治療中に歯の根が短くなる現象(歯根吸収)が起こることがあります。多くの場合、軽度の歯根吸収であれば日常生活に支障はありませんが、当院ではリスクを最小限に抑えるため、適切な矯正力の調整と定期的なレントゲン検査による経過観察を行っています。

矯正治療後は、時間の経過とともに歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が生じることがあります。これを防ぐためには、矯正治療後の「保定期間」が非常に重要です。保定期間には、リテーナーと呼ばれる装置を指示された時間だけ装着し、整った歯並びを維持します。

三軒茶屋KU歯科・矯正歯科では、これらのリスクや副作用について治療前に十分な説明を行い、患者さんの理解と協力のもとで治療を進めていきます。

6. 症例紹介 – 治療Before & After

三軒茶屋KU歯科・矯正歯科では、これまでに多くの出っ歯・口ゴボの症例に対応してきました。ここでは、実際の治療例をご紹介します。

口ゴボ・上下顎前突の症例

30歳の男性患者さん。主訴は「口元が出ていることが気になる」というものでした。初診時の状態は、上下顎前突(いわゆる口ゴボ)で口元が膨らんでおり、唇が前に出て捲れ上がり、厚く見える状態でした。口を開けると前歯が大きく露出し、笑顔に自信が持てないというお悩みをお持ちでした。

治療計画として、小臼歯を抜歯し、そのスペースを利用して前歯を後方に移動させる方針を立てました。患者さんとの相談の結果、表側矯正を選択し、見た目への配慮としてホワイトワイヤーとクリアブラケットを使用することになりました。

治療期間は約2年、治療費用は935,000円でした。治療は日本矯正歯科学会認定医の船越医師が担当しました。治療の結果、前歯の位置が後方に移動し、口元のふくらみが大幅に改善されました。鼻の付け根が深くなり、いわゆる「梅干し皺」もなくなり、スッキリとした横顔に変化しました。患者さんからは「人前で笑うことに抵抗がなくなった」「以前は気にして口元を隠していたが、今ではそのような心配なく会話を楽しめる」という喜びの声をいただきました。

7. 三軒茶屋KU歯科・矯正歯科の強み – 専門医による安心の治療

三軒茶屋KU歯科・矯正歯科の最大の強みは、日本矯正歯科学会認定医が在籍していることです。認定医資格は、専門的な知識と技術を持つ歯科医師に与えられる資格であり、高度な矯正治療を提供できる証です。当院では、この専門的な知識と技術に基づき、一人ひとりの症状や骨格に合わせた最適な治療計画を立案しています。

また、口腔内スキャナー(iTero エレメント 5D プラス)をはじめとする最新設備を導入し、精密な診断と治療を可能にしています。従来のシリコン印象材に比べて精度が高く、患者さんの負担も少ないのが特徴です。さらに、スキャンデータを使った治療シミュレーションにより、治療後のイメージを事前に確認することもできます。

初めての矯正治療は不安が大きいものです。当院では、初診時から丁寧なカウンセリングを行い、患者さんのお悩みや希望をしっかりとお聞きした上で、最適な治療プランをご提案します。また、治療中も定期的に経過を確認し、必要に応じて治療計画の調整を行います。患者さんからは「質問にも丁寧に答えてもらえて安心できた」「不安なことがあっても親身に対応してもらえた」といった声をいただいています。

三軒茶屋駅から徒歩圏内という好立地も、当院の強みのひとつです。お仕事帰りや買い物のついでにも通院しやすい環境を整えています。また、平日は9:30~18:30まで、土曜は9:00~15:00まで診療しているため、お忙しい方でも無理なく通院いただけます。

三軒茶屋の歯医者 インプラント治療・
矯正歯科治療・審美歯科治療
三軒茶屋KU歯科・矯正歯科

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